ホッケを食べたいんだけど、「真ホッケ」と「縞ホッケ」はどっちが美味しいんだろう?
このように、美味しさの違いについて知りたい方へ向けて記事を書いています。
正直、結論を言えば好みによるので、〇〇のほうが美味しいという正解はありません。
ただ味や食感の違いなどはあります。
今からはそのあたりも含め、両者をいくつかの視点で比較していきますね。
ぜひこのまま読み進めていただけると嬉しいです。
どちらが美味しいかは好みだが、味や食感の違いはある
どちらが「美味しい」と感じるかは人それぞれです。
ただ一般的には、縞ホッケは脂の乗りが良く、濃厚な旨味を求める人に好まれる傾向があります。
焼くとジュワッとした旨味が口に広がるのが特徴です。
一方で真ホッケはさっぱりした味わいで、食べ飽きしにくく幅広い料理に合います。
全体にあっさりしていて、身が比較的締まりやすく魚本来の旨味を素直に感じやすい傾向があります。
どちらが美味しいかは脂の強さや身のしまり、食感の好みで分かれるため、食べ比べて判断するのが確実です。
調理法によっては縞ホッケの脂が強すぎると感じる人もいるでしょう。
特徴 | 縞ホッケ | 真ホッケ |
---|---|---|
脂の乗り | 高め | やや低め |
身の締まり | やわらかめ | しっかりめ |
それぞれの特徴などを比較
縞ホッケとは?
縞ホッケは主に北太平洋域で獲れるホッケの一種で、脂がのった個体が多いことが特徴です。
縞模様が見られることから名称が付いています。
大きさ的には真ホッケと比べると比較的大型で身が厚いようです。
日本では北海道沿岸やロシア近海で漁獲され、干物や焼き魚として流通することが多い魚種です。
旬は地域や年による差がありますが、秋から冬にかけて脂が乗りやすくなり、味が良くなるとされています。
- 主な産地:北海道近海、ロシア近海
- 流通形態:生魚、干物、冷凍
- 旬の時期:秋〜冬に脂が増す傾向
真ホッケとは?
真ホッケは縞ホッケに比べて全体にしまった身質です。
大きさで言うと、やや小型〜中型のものが多いようです。
漁場は北日本や北海道周辺が中心で、地域により味や大きさに差が出るのが特徴です。
加工や調理の幅が広く、煮付けや揚げ物にも向くため家庭料理で重宝されることが多い魚です。
項目 | 真ホッケの特徴 |
---|---|
身質 | 締まっているため食べ応えがある |
風味 | あっさり系で素材の味を感じやすい |
用途 | 煮物、揚げ物、焼き物と幅広い |
ホッケの調理法
ホッケは居酒屋の定番メニューなどで「焼き魚」として親しまれていますよね。
ただ他にもさまざまな調理法で美味しく食べられますよ。
焼き以外の代表的な調理法を紹介しますね。
焼きホッケ以外の料理
ホッケは身が厚く扱いやすいため、煮る、揚げる、蒸すなど、焼き以外の方法でも美味しく調理できます。
例えば以下のような料理は家庭でも比較的簡単に作れるのではないでしょうか。
- チャンチャン焼き:味噌と野菜で蒸し焼きにする郷土料理的な一品
- 竜田揚げ:下味をつけて片栗粉で揚げることで外はカリッと中はふんわり
- 蒲焼き:甘辛いタレで照りよく仕上げるとご飯によく合う
- 煮付け:落とし蓋でじっくり煮ると身に味が染みる
ホッケのチャンチャン焼き
ホッケの切り身とたっぷりの野菜を鉄板やフライパンで味噌ベースのタレと一緒に蒸し焼きにします。
味噌の塩分と野菜の水分でホッケの脂がほどよく溶け出し、旨味が全体に回るのが魅力です。
調理のポイントは火加減を強くし過ぎず、焦がさないようにじっくり蒸すことです。
ホッケの竜田揚げ
下味として醤油、酒、生姜でマリネした後に片栗粉をまぶして中温で揚げると外はサクサクになります。
身が崩れやすいので揚げ時間は短めにし、二度揚げで仕上げるとより香ばしくなります。
揚げたてにレモンやおろしポン酢を添えるとあっさりと楽しめます。
ホッケの蒲焼き
開いたホッケに塩を振ってから軽く小麦粉をはたき、フライパンで焼いてから甘辛いタレを絡めます。
タレは醤油、みりん、砂糖を煮詰めてから絡めると照り良く仕上がり、ご飯との相性が抜群です。
脂の多い縞ホッケを使うとタレと脂がよく馴染み、コクのある一品になります。
ホッケの煮付け
醤油、酒、みりん、砂糖でベースの煮汁を作り、落とし蓋をして弱火で煮ます。
骨付きのままじっくり煮ると骨からも旨味が出て、身に味がよく染みます。
真ホッケのように身が締まっている魚種は煮崩れしにくく、煮付けに向いています。
記事は以上です。